吉野を知る

川上村について

古事記や日本書紀にも登場し、吉野林業・吉野杉の中核をなしてきた川上村は、人口約2000人の村です。古くから人工林を育て、山を守ってきた吉野林業は村の誇りであり、「山づくり」が全てにおいて一番に優先されてきました。

歴史

出土した遺物によると縄文時代までさかのぼり、古事記、日本書紀には地名の記載もあります。万葉の時代には天皇や歌人が訪れるなど、古くから景勝の地として知られていました。

川上村の造林の歴史は室町時代頃に始まったといわれています。しかし、一般に吉野の材が多量に搬出されるようになったのは、秀吉が領有し、大阪城や伏見城をはじめとした畿内の城郭建築や神社などの用材として利用された頃からです。その後、徳川幕府の直領となり、川上村を含む吉野地域では林業が主産業として栄えるようになりました。明治に入ると造林技術の改良が進み、密植、多間伐、長伐期の施業が進められてきました。現代では、高級住宅用造作材「吉野材ブランド」として吉野杉を全国に出荷し、集約的な事業を維持しています。

観光スポット

  1. 蜻蛉の滝(せいれいのたき):雄略天皇の時代から知られた伝説の滝です。
  2. 琵琶の滝(びわのたき):滝見台からの眺めは春の新緑と秋の紅葉がおすすめ。
  3. 御船の滝(みふねのたき):冬期の氷瀑は文殊菩薩を現すとも言われ、知恵を授ける滝と伝えられます。
温泉
  1. 湯盛温泉・ホテル杉の湯
    奥吉野、川上村の大自然に満喫した後は、旅の疲れを癒すお勧めの温泉“湯盛温泉・ホテル杉の湯”です。交通の便もよく、ゆったりとした桧風呂や槇風呂、露天風呂で渓谷を眺めながら、四季の彩りを肌で感じられます。お食事や宿泊施設も充実しています。
    湯盛温泉・ホテル杉の湯
  2. 入之波温泉
施設
  1. 山幸彦のもくもく館(川上村林業資料館):吉野林業の歴史・木を育てることの意義、木の大切さなどを知ることができます。
  2. 吉野杉工房(川上村木工センター):木芸品・木工製品を製造・販売し、オーダーメイド家具も手がけています。
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