吉野を知る

吉野町について

吉野町は、奈良県中央部、県の約半分を占める吉野郡の北部にあり、町の中央部を東から西に吉野川が流れています。人口は約1万人で、町域の一部は吉野熊野国立公園、吉野川・津風呂県立自然公園に指定されています。全国的には「一目千本」で知られる吉野山の桜が有名で、春には豪華絢爛で気品に富む桜が咲き乱れ、人々の心を魅了しています。

歴史

古くは古事記、日本書紀、万葉集にも記述があり、歴史の大きな舞台にも何度か登場してきました。例をあげれば、後に天武天皇となった大海人皇子が壬申の乱の前に身を潜めたり、平家を討った源義経が兄頼朝に追われて逃げ込んだり、北条幕府を倒して建武の中興を遂げた後醍醐天皇が南朝の拠点として選んだのも吉野です。

吉野・大峯は役行者の開山以来約700年もの間、修験道の聖地として信仰を集めてきました。修験道の開祖である役行者ゆかりの地として重要視され、奈良・平安時代には金峯山寺に天皇や貴族が度々参詣し隆盛を極め、修験道の根本道場と呼ばれるようになりました。

観光スポット

吉野山
大峯連山の北の端から南に約8kmの尾根がつづく山。3万本の桜が密集する下千本・中千本・上千本・奥千本をはじめ古来より日本一の桜の名所として知られています。
吉野神宮
明治22年明治天皇によって創立され、社殿は約10年を費やして改築されました。古今の神社建築技術の粋を集めた、総桧造りの見事な建物です。
金峯山寺
吉野山のシンボルであり修験道の根本道場です。
蔵王堂(本堂・国宝)
金峯山の高台にそびえたつ、東大寺大仏殿に次ぐ木造の大建築です。
仁王門(国宝)
現在のものは1456(康正2)年に再建されたものです。大阪や京都から逆峯入りする信者を迎えるために、この門は北を向いています。
はなやぐら
獅子尾坂をのぼりつめたところにある吉野一の展望台です。
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